ミツバチとウィルスとSBV

----------------------------------------------------------引用はじめ
http://www.tamagawa.ac.jp/hsrc/contents/pages/beebook/youhouka.pdf
 サックブルード病の最初の症状として、蜂児の表皮に形成された固い液体を含んだ袋( サック) が観察出来ます。色は灰色、褐色、黒色。蜂児の頭部が角状に巻き上がり、より透明な色を示しますが、有蓋蜂児では暗色となります。肉眼で観察出来る時は、働き蜂により蓋が除去されている状態です。死亡した蜂児の古くなった死骸は、乾燥ミイラ状になっていて簡単につまみ出すことが出来ます。サックブルードウイルスはRNAウイルスのひとつで、感染蜂児の脂肪や筋肉組織に存在しています。感染した蜂児は前蛹期に袋( サック)状になり、頭部側に水がたまった透明状態になることからサックブルードと言われています。 サックブルードウイルスは成虫にも感染しますが、発症はしないため、キャリアとして蜂児に感染を広げる原因となっているようです。本ウイルスは健常群の蜂児やサナギでも比較的高頻度で検出されます。トウヨウミツバチでは重篤な被害をもたらすことはしばしば報告されていますが、セイヨウミツバチでは重症例は知られていません。日本でも時々発生する程度です。

サックブルード病により有蓋蜂児で死亡した
個体。暗色に変化した状態。
写真提供: アメリカ農務省
サックブルード病の巣板。
写真提供: 玉川大学ミツバチ科学研究センター中村純教授
サックブルード病に感染した幼虫。
写真提供: 玉川大学ミツバチ科学研究センター中村純教授

-------------------------------------------- おわり

■■ ↑上記は、玉川大学ミツバチ科学研究センターのサイトですが、、、
日本の蜂児捨てすべてが、ウィルスの病、と、言っているのではない。 単に、アメリカ農務省の資料を発表しているに過ぎないのである。日本の蜂児捨てがウィルスの病のみ、と言う証拠は無い。 単に、一教授が、
そう思う程度のもので、日本の蜂児捨てはウィルスの病のみである、と言う、確たる証拠は無いのである。 病は、ウィルスや菌に侵されて犯されて起こります。

 幼虫の病は、西洋ミツバチもニホンミツバチも、同様に罹患する、と、私は説きます。
つまり、防御を持たない幼虫は、西洋ミツバチも日本ミツバチも同様です。
いずれの働き蜂も外界から、菌類、ウィルス類を巣に持ち込みます。
よって、ニホンミツバチの幼虫の病は、西洋ミツバチの幼虫でも起こる、と、説きます。
勿論、その逆も同じです。
 つまり、西洋ミツバチで言う、フソ病は、ニホンミツバチも罹患する、と、説きます。 東洋ミツバチのSBV(幼虫のウィルスの病)は、西洋ミツバチも罹患している、と、説きます。もしかして、SBVとフソ病は、同じ原因の病、病の犯人は同じかも知れない。たぶん、同じであろう。 同じとする根拠は
SBV(ウィルスの病)もフソ病(菌の病)も同じ幼虫の病です。
フソ病は、菌による幼虫の病、、、SBVは、ウィルスによる幼虫の病、と、言われています、これとて日本では確たる証拠は無い。
SBV(ウィルスの病)もフソ病(菌の病)も同じ幼虫の病です。

★★★
 ここで気がついて欲しい事は、もしも、ニホンミツバチの幼虫捨てがSBV(ウィルスの病)が原因と仮定し、この場合、フソ病もニホンミツバチも幼虫の病です。よって、幼虫の病は、菌とウィルスの病も在る、と言う証拠に成ります。
この事からも、フソ病による、セイヨウミツバチの焼き殺し行為は矛盾であろう、我々日本人はそれを気がつくべきである。

 ニホンミツバチは蜂児捨てを行うが、西洋ミツバチの場合は、それが、ほとんど見られません。
西洋ミツバチも皆無では無く、蜂児捨て若干は在る、が、ほとんど見かけない。

 ニホンミツバチは、幼虫の死の原因(例えば、菌やウィルスによる病)とは関係なくても
蜂児(幼虫)出しを行います、その事実は沖縄で発見しました、↓。
http://bigpapa.sakura.ne.jp/a/hachigi.htm←ココをご覧アレ


下記↓掲示板も参考にしてください。ハンドル名、エックス成る者の書き込みをご覧アレ。
http://honeybee-club.com/cgi/joyfule/joyful.cgi?list=pickup&num=818#885


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引用はじめ
http://honeybee.lovesick.jp/keigiban.htm←詳しくはココ、
ミツバチの異変コーナーから掲載

玉川大学の説明では、西洋ミツバチは重症例は、無い、と、
記載してあるが、それとて、疑わしい。


 写真や写真の説明からして、西洋ミツバチで言う、
フソ病に似ているとは思いませんか。

 病んだサナギが放置されれば、たぶん、更に、フソ病に似てくるであろう。
更に、これに、悪臭が加われば、まさに、これはフソ病でしょう。

>サックブルード病に感染した幼虫。
 写真No1

No1の写真はどう見ても、幼虫では無く、サナギだがね。
どうして、あれが幼虫と言えるのか。
白いから、幼虫と言うのか、幼虫とサナギの境目はどうするのか。

>サックブルード病の最初の症状として、蜂児の表皮に形成された

写真No2

サックブルード病に感染した幼虫が、今度は、蜂児の表皮とは、矛盾であろう。幼虫とサナギの境目はどうする。蜂児と幼虫の整合性はどうする。
写真1の腐れはじめたものが、写真2であろう。
写真1も、写真2も、いずれもサナギではないのか。
色だけが違うだけだろう。
写真は死体の時間差の問題だけだろう。あれはいずれもサナギだろう。
つまり、写真1を放置すれば写真2に成るのである。
よって、いずれも、サナギである。
 玉川大学の説明は、死んだ時は子供(幼虫)だったが、放置したら大人(さなぎ)に成って居た、と言うのか、矛盾だろう。
死んだ時も、放置しても、最初からサナギであろう。

>蜂児の表皮に形成された固い液体を含ん

 「固い液体」不思議な日本語からして、説明も、アメリカの英文を日本語に訳したのであろう、と、思う。

 これがミツバチに関して日本の現状である。
webサイトや書籍等々のなには、間違いで、
蜂児捨ては、幼虫では無く、サナギそのものである。

>より透明な色を示しますが、有蓋蜂児では暗色となります

 説明自ら、写真1と写真2は、同じサナギと認めている。
つまり、働き蜂が、死体を出す時間差によって、サナギの色は、違うだけで、蜂児捨ては、幼虫ではなく、サナギそのものである。
幼虫が、巣いっぱいに成るくらい成長すれば、もう、それはサナギでしょう。
幼虫は、小さい時の姿が幼虫でしょう。
サナギの次が、成虫(蜂の姿)でしょう。

★ 玉川大学の説明からしても、ニホンミツバチの蜂児捨てが、ウィルスの病のみ、とは、書いてない。 単に、
外国の東洋ミツバチの状況説明で、その情報を提供しているだけである。

我々日本人は、こんな簡単な事さえも理解出来ないのが現状である。


下記↓掲示板も参考にしてください。
http://honeybee-club.com/cgi/joyfule/joyful.cgi?list=pickup&num=818#885
↑見る価値アリ、8ちゃんねる、ミツバチの異変コーナー

 8ちゃんねもるの、ミツバチの異変コーナーのハンドル名 エックスは、、、
推察ですが、たぶん、エックスさんは、二代目藤原誠市さんと思います。
特許の検索からも、藤原道夫氏の名前が出た、
たぶん、エックスは、父さん(藤原誠市)であろう。
とにかく、藤原養蜂の老人の父さん(二代目藤原誠市)さんであろう。
藤原養蜂場で検索したら、藤原 誠市さんの写真も在る。
藤原誠市(藤原養蜂家社長)

現代農業。 エックスさんが二代目の記事をサポートしている点からして、エックスさんは、村上正さんか、二代目藤原誠市さんですが、私はエックスさんは、
二代目藤原誠市さんと思います。

エックスさん(藤原 誠市)の写真がある藤原養蜂場サイト↓。
http://fukko-department.jp/morioka/fujiwarayohojo.html

---------------------------- 引用おわり


サックブルードウイルスがおもな原因か

http://www.ruralnet.or.jp/gn/201012/mitsubachi.htm ←ココから掲載

 福岡の愛蜂家の群に子捨て現象が発生したとき、その一部を直接名古屋大学の門脇辰彦准教授に送ってもらい、門脇先生に鑑定をお願いしました。門脇先生は、ミツバチのウイルスを含む病気の研究を続けられ、世界で大問題の西洋ミツバチのCCD(蜂群崩壊症候群)の解明にも当たられています。

 門脇先生は、提出した群はウイルス病の一種、サックブルード病に感染しているという判断をされました。

 サックは袋、ブルードは蜂児という意味です。西洋ミツバチの場合、若い幼虫時に感染し、幼虫の内部が白い液体の入った袋のような状態になり死亡します。日本ミツバチの場合はこのような症状にはならないのですが、捨てられる幼虫が透明感がなく白くにごった状態になります。

http://www.ruralnet.or.jp/gn/201012/mitsubachi.htm

 ↑現代農業は、過去から現在も、ガセネタが多すぎる経緯在りです。
現代農業は、教授の肩書きがあれば、証拠の裏を取らずに、活字にするクセが在る。
現代農業は、過去から現在も、日本人が物事を論理的に理解する事が不得意な点を利用して居る。
アエラaera が現代農業の、記事の著者を叩いていた経緯あり。


> 門脇先生は、提出した群はウイルス病の一種、
> サックブルード病に感染しているという判断をされました。

 上記の文章は、日本の蜂児捨て全てが、ウィルスの病、と、言っている訳では無い、、、
一個人が、蜂児捨ては、ウィルスの病、と、思った、判断した、程度の情報である。
我々日本人が、如何に、物事を論理的に理解出来ないか、ご理解ください。
我々日本人は、なぜ、間違った情報に、こんなにも洗脳され易いのだ。
何処をどう解釈すれば、日本の蜂児捨てのすべては、SBV(ウィルスによる幼虫の病)と解釈出来る、と言うのだ。

上記の文章は、日本の蜂児捨て全てが、ウィルスの病、と、言っている訳では無い、、、

> 輸送ストレスも引き金になったのでしょうか。
> 半分ほどの幼虫が引っ張り出されてしまいました。

 上記で、蜂児出しが、病の性でなくても、始まる事は、自分の息子(藤原誠太さん)が
認めている。これでも、日本の蜂児捨ては、ウィルスのみの病と、言い張る
つもりか、エックスさんよ。


 この門脇先生、証拠の、ウィルスの写真や論文の提出も無く、、、なんの証拠にも成らない、、、
こんな、ガセネタに振り回されて居る日本の養蜂家は、なにを考えているのだ。
過去から現在の、日本のミツバチ行政を見れば、矛盾は明らかであろう。
無駄無意味のフソ病検査、税金の無駄遣いそのものであろう。


これ等々に、日本中の養蜂家が、騙されるとは、呆れる。

下記↓掲示板も参考にしてください。8ちゃんねる、ミツバチの異変コーナー。

http://honeybee-club.com/cgi/joyfule/joyful.cgi?list=pickup&num=818#885

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ウィルスと菌の違い。

蜂児捨て(幼虫捨て)が、ウィルスの病の原因とは限らないが、
仮に、ウィルスもその原因のひとつと考えた場合。

弱毒化と強毒化について。

■ ウィルスの場合、そのまま、弱毒化とか強毒化に成る訳ではありません。
ウィルスの場合は、自身が変異して、ウィルス自身が宿主(他の生物の体内)で生きやすいように、ウィルス自身が弱毒化又は強毒化に変異する。 あくまでも変異である、強毒に変異したら、宿主の子孫が死に絶えるのである。
つまり、宿主に盗りついた取り付いた最初のウィルスでは無いのである。

★ ウィルスが弱毒に変異したとした場合、、、
この場合は、2つの事が考えられます。

1) ウィルスの宿主(他の生物)が死に絶える恐れがあり、ウィルス自身が変異して弱毒ウィルスに成った(変異)。

2) ウイルスが宿主細胞の防御反応(免疫)に勝てず、仕方なく、変異して弱毒スイルスに成った(変異)。

いずれも、最初のウィルスでは無いのである。

それ等は菌類との違いである。

しかし、そう単純に簡単に行かないのがウィルスである。
鳥鶏インフルエンザを考えると、そう単純に簡単に行かないのがウィルスである。

★★ 本来、弱毒化とは、ウィルスのワクチンに対しての言葉である。
ウィルスの場合、弱毒化、強毒化では無く、単に変異である。
つまり、弱毒化、強毒化は、生き物の細胞に取り付いた初期の型が違うので、そのもののウィルスではない。
つまり、弱毒化、強毒化では無く、単に変異である。

★★★ しかし、ウィルス自体が自ら、弱毒化する事は、考えられない。
単に、宿主の防御反応(免疫機能)が増しただけ、と説きます。

■■■↓下記枠内はウィルス関連のwebサイトから引用掲載したもの。
 私のRNAウイルスの知識は、約30年前のものですが、、、
RNAウイルスは、
成りすましが得意で、、、DNAのある部分に成りすまし、、、
永久に宿主に居つく、と、認識しているが、、、現在は、いかに、、、成っているか。
RNAウィルスは未だ研究と途中と思う。

 ちなみに、私は、RNAウイルスは、生物の進化に関係在る、と、思っています。 
世界の常識は、猿族は、人間族と、祖先は同じ、と、成っている。 つまり、Y 字型の下が祖先、と成っているようですが、、、私の説は違います。人間族属から猿族属は進化したと、説きます。 つまり、Y字の下が人間族属で、上側の枝別れした部分が、猿族属です。 
その説の根拠は、人間族属は人間だけですが、猿族属は無数に居ます、それが根拠です。
この説は専門家の説ではなく私個人の説であるからして、、、、あしからず。




-----------------------------------------------------------引用はじめ
RNAウイルス
http://ja.wikipedia.org/wiki/RNA%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9←ココから
 RNAウイルスとは、ゲノムとしてRNAをもつウイルスのこと。
ゲノムRNAからDNAを介さずに遺伝情報が発現するタイプのウイルスと、ゲノムRNAをいったん逆転写酵素によってDNAとしてコピーしそのDNAから遺伝情報を読み出すタイプのものとがある。後者をとくにレトロウイルスと呼ぶ。
また、二本鎖RNAウイルスと一本鎖RNAウイルス、さらに一本鎖RNAウイルスを+鎖型と?鎖型に分けることもある。一本鎖の+鎖RNAウイルスはゲノム自体がmRNAとして機能し得る。SARSの原因であるコロナウイルスはこれに含まれる。レトロウイルスもここに含まれるが、上記のようにいったんDNAに遺伝情報を移す。?鎖RNAウイルスゲノムはmRNAと相補的な塩基配列のためそのままではmRNAとして機能できない。これをRNA依存性RNAポリメラーゼによって+鎖に転写して機能する。
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ウイルス
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9←ココから
名称
「ウイルス」は、「毒液」または「粘液」を意味するラテン語: virus「[?wi?rus](ウィールス)」に由来して命名された。古代ギリシアのヒポクラテスは病気を引き起こす毒という意味でこの言葉を用いている[要出典]。

日本では当初、日本細菌学会によって「病毒」と訳され、現在でも中国語では、「病毒」と呼ばれているが、1953年に日本ウイルス学会が設立され、本来のラテン語発音に近い「ウイルス」という表記が採用された。その後、日本医学会がドイツ語発音に由来する「ビールス」を用いたため混乱があったものの、現在は一般的に「ウイルス」と表記される。また、園芸分野では植物寄生性のウイルスを英語発音に由来する「バイアラス」の表記を用いることが今でも多い[要出典]。

特徴
ウイルスは細胞を構成単位としないが、遺伝子を有し、他の生物の細胞を利用して増殖できるという、生物の特徴を持っている。現在でも自然科学は生物・生命の定義を行うことができておらず、便宜的に、細胞を構成単位とし、代謝、増殖できるものを生物と呼んでおり、細胞をもたないウイルスは、非細胞性生物として位置づけられる。あるいは、生物というよりむしろ"生物学的存在"といわれる[2]。しかし、遺伝物質を持ち、生物の代謝系を利用して増殖するウイルスは生物と関連があることは明らかである。感染することで宿主の恒常性に影響を及ぼし、病原体としてふるまうことがある。ウイルスを対象として研究する分野はウイルス学と呼ばれる。ウイルスの起源にはいくつかの説があるが、トランスポゾンのような動く遺伝子をその起源とする説が有力である。

遺伝物質の違いから、大きくDNAウイルスとRNAウイルスに分けられる。詳細はウイルスの分類を参照。真核生物、真正細菌、古細菌、いずれのドメインにもそれぞれウイルスが発見されており、ウイルスの起源は古いことが示唆されている。細菌に感染するウイルスはバクテリオファージと呼ばれ、分子生物学の初期に遺伝子発現研究のモデル系として多く用いられた。しかし、今日の分子生物学・医学の分野では「ウイルス」という表現は動植物に感染するものを指して用いることが多く、細菌に感染するバクテリオファージとは区別して用いることが多い。
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http://kusuri-jouhou.com/microbe/virus.html ←ココから

ウイルスの特徴
ウイルスと細菌は全く違うものである。そもそもウイルスには細菌がもつ細胞壁、細胞膜、その他細胞小器官などの構造が存在しない。生物が持つ共通点には次の五つがある。

1.細胞という構造から成る
2.同化:外部から取り入れたものを自分の構成成分に作り変える
3.応答性:刺激に応答する
4.エネルギーに変換:自分でエネルギーを転換する
5.増殖する

このうちウイルスには1〜4が当てはまらない。そのため、「ウイルスは生物ではない」言われている。ただし、「増殖する」という点で「ウイルスは生物である」という学者もいる。

 ウイルスの構造

ウイルスはDNAかRNAのどちらかをもっている。DNAやRNAには遺伝情報が載っており、DNA(またはRNA)の周りはカプシドというタンパク質の殻で包まれている。

また、この外側にエンベロープ(被膜)をもつウイルスも存在する。エンベロープは脂質と糖タンパク質から構成されている。さらにエンベロープの表面に「動物赤血球に結合する性質」をもつ突起があることがあり、この突起を赤血球凝集素という。

 


 ウイルスの侵入
ウイルスは細菌と違って細胞小器官が存在しない。そのため、ウイルスは自分自身で増殖することができないのである。ウイルスは生きた細胞でのみ増殖することが可能である。

ウイルスが細胞内に侵入するためには細胞にあるウイルスレセプターに付着する必要がありる。逆にウイルスレセプターのない細胞にはウイルスは侵入できない。
ウイルスレセプターに付着したウイルスは細胞内に入るが、細胞内に侵入するには次の二通りの方法がある。

一つは細胞の食作用(細胞がウイルスを取り込む)によって取り込まれる方法で、もう一つはエンベロープと細胞膜が融合することによって侵入する方法である。
 細胞内に侵入したウイルスはDNA(またはRNA)の周りにあるカプシド(タンパク質)を取り除く。カプシドなどの多くのタンパク質は宿主細胞に存在するリソソームによって分解されるのである。

まわりのタンパク質が分解されると、DNA・RNAは裸の状態となりる。DNA・RNAには子孫ウイルスを作る情報が含まれており、宿主細胞を乗っ取って自己複製を開始する。

 ウイルスの培養
前述の通り、ウイルスは生きた細胞でしか増殖できない。そのため、ウイルスを増殖させるためには動物、孵化鶏卵、培養細胞のどれかを使用することになる。

・動物
ウイルスを培養するために、動物にウイルス感染させる。これにはマウス、モルモット、ウサギ、サルなどが用いられる。

・孵化鶏卵
受精した鶏卵を使用してウイルスを培養する。インフルエンザウイルスの増殖にはこの方法が用いられる。

・培養細胞
培養細胞とは「動物から臓器を取り出して細かく切り、タンパク質分解酵素によってバラバラにして培養した細胞」のことである。

なぜウイルスを増殖させる必要があるかというと、ワクチンを作るのに欠かせないからである。
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http://domon.air-nifty.com/dog_years_blues_/2010/01/rna-e854.html ←ココから

RNAウイルスの遺伝子がヒトゲノムに取り込まれて機能していた。

 遺伝子治療などヒトの形質転換に使われるウイルスベクターは、染色体に組み込まれるレトロウイルス型のベクターが使われる。これに対して、一過性の発現ベクターとしては神経細胞指向性のヘルペスウイルス(HHV)やアデノウイルス(AdV)などDNAウイルスや、RNAウイルスであるセンダイウイルス(SeV)が使われる。
 レトロウイルス型のベクターは染色体組み込みの際にゲノムの遺伝子を破壊するなどの悪さをして、時に細胞をがん化させることがあるので、最近はそれよりも安全性の高いHHVやAdVに注目が集まっている。一方SeVなどのRNAウイルスはゲノムがRNAであることから、逆転写されない限りヒト・ゲノムに組み込まれることはないと考えられている。
 もともと、RNAウイルスや内在性のmRNAの逆転写自体が、内在性のレトロウイルス由来の逆転写酵素活性がある場合くらいにしか起きないので、RNAウイルスがヒトゲノムに取り込まれ、生殖系列を経由して遺伝し、しかもヒト集団内に拡散していく現象は非常に希なイベントであると考えられる。今日のニュースは、そんな希な現象。
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http://jsv.umin.jp/microbiology/main_015.htm ←ココから
日本ウィルス学界

人を含め多くのウイルスがヒトや動物に感染する。あるものはDNAを、あるものはRNAをウイルスゲノムとする。
 DNAウイルスは、細胞のDNA合成に関わる酵素を利用しゲノムを複製するので、ボックスウイルスのような自分自身のDNA合成酵素を持つもの以外は、核の中で増殖する。又、遺伝子発現調節は転写開始の制御により行われる。
 RNAウイルスにおいては、プラス鎖、マイナス鎖、2重鎖に関わらず、RNA合成酵素はウイルスRNAを鋳型として細胞質で作られ、且つ、機能する。従って、RNAウイルスは原則として細胞質で増殖する。
------------------------------ 引用おわり

----------------- 引用はじめ
http://jsv.umin.jp/microbiology/main_015.htm ←ココから引用 
RNAウイルスは複製過程で必ず2重鎖RNAになるので、宿主はこの現象を生体防御に使っている。一方、ウイルスは、RNA干渉の種々のステップでRNA silencing を抑える為の遺伝子を持っている。このような現象は、植物ウイルスで先ず発見されたが、次第に、動物ウイルスにも同様な現象のあることが分かって来た。注目すべき事は、siRNAが一度出来ると、細胞のRNA依存RNA合成酵素により、始め出来たsiRNAが無くなっても、シグナルが増幅し持続し得る点である。 前に、動物細胞にはRNA依存RNA合成酵素(RdRp)が無いのでマイナス鎖RNAウイルスはRNA依存RNA合成酵素をウイルス粒子中に持つ必要がある、と述べたが、少なくとも植物細胞にはRdRpが存在することが分かって来た。

--------------------------
 おわり


 菌やウィルスの病には、、、http://bigpapa.sakura.ne.jp/a/hachisute.htm←ココをご覧ください。

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