月桃の殺虫殺菌効果とニーム効果の疑問

 ニームneem(インドセンダン)、この木は虫除け(忌避剤、殺菌剤)に使用するとのことですが、下記の昆虫はこのニームの木を好物としているようです。
ニームの木を食い荒らして居るこの昆虫を取ってきて、2日ほど籠に入れてから、この虫が喰って落とした葉と茎(長さ約50cmm)を取ってきて、この葉と茎に虫を近づけたら、すぐに茎を食べ始めた、この昆虫はニームを好物としているようだ。
ちなみに、この木(ニーム)は熱帯地域でないと繁殖は容易ではないと思われる、沖縄で、苗木から1mに達するまで1年も要した、軟らかい木のわりに思ったより成長が遅い、寒い地方(他府県)であればより遅いであろう。ももやすももの苗木の場合は1年で2〜3mも成長する。

ニームより月桃の葉の方が無農薬用の殺虫殺菌剤にはより現実的である、ニームは宣伝みたいに効きそうに無い、月桃の葉や茎は匂いがキツイが、ニームは匂いがない、効くとは思えない。
無農薬(忌避剤又は殺菌剤)用に使用すると言うこの木(ニーム)に、化学農薬(殺虫剤)が必要とは皮肉である、ニームに付く昆虫を毎日見に行かなければならないと言うこの皮肉、今までに虫が3回付いていた(3匹捕獲)、1匹目は10月03日捕獲、3匹目は2006-10-18日に一匹捕獲し籠に入れて在る、日数の差からしてこの虫はニームを好物にしていると思われる。なぜ秋に成ってからこの木(ニーム)だけ喰い荒らしはじめたんだろう不思議、。この虫には何(化学農薬殺虫剤)が有効か教えて欲しい、誰か、、、。
下記写真(2006-10-03)、虫の下に喰い散らしている木くずがポロポロ落ちている、ニームを好物にしていることがわかる。この虫は人間を怖がらない図々しさ。

下の写真は昆虫を取り除いた後、中心付近が、すぐ今食い荒らした後である。
左側の白い部分は、2〜3日前に食い荒らした後である。


下の写真は上記の昆虫が喰い荒らして落とした茎と葉、日数の差は1〜5日程度と思われる。
つまり、この昆虫は葉の茎と幹を喰い、木から茎と葉を落とすのである。ちなみに、この昆虫は若い幹にも喰いつき、木の生長を止める、木を枯らすことが考えられます。茎の白くなった部分が喰い荒らした痕。この虫からして、幹と茎にはすばらしい養分が在ると思われる。
 木が大きくなり放置したら、写真のような葉と茎が沢山落ちるのであろう。茎の長さは概ね50cm前後、葉は10cm前後。


下の写真は喰い荒らされたさま。葉の茎の何処でも喰い荒らすようである。
この昆虫の生態は知らない、近くに他の木が沢山あるが他の木には喰い荒らしは無い。
近くに在る木は、■ みかん、もも、すもも、ピワ、マンゴ、グァバ(ばんじろう)、バナナ、パパイヤ、台湾なし、パッションフルーツ、アボガド、その他いろいろある。 つまり、この木(インドセンダン、ことニーム)を植えると写真のような昆虫を呼び寄せる結果を招くのである。この昆虫を見たのは初めてである。この昆虫は人間が来てもさほどものおじしない図々しさである。すぐ捕まえられる図々しさである。おそらくこの昆虫は畑ではなく山林で生活していると思われる。この昆虫は人間を怖がらない。ちなみにニームの高さは1mくらい、葉をテストするには2〜3年は要する。虫に喰われてから成長が止まった、写真は成長期の上部モスグリーン色だが下部は茶色である。

★ ちなみに私はこの昆虫はじめて見た、この昆虫の名前もしらないし生態も知らない、この虫、普段はなに喰って生きているんだろう、なぜニームの茎を好物にしているんだろう、しかし葉は喰ってない。
   どなたかこの昆虫の名前や生態を教えてもらえれば幸いです。←連絡用メール
★ ニームより月桃(琉球方言ではサンニン)の葉の方が無農薬用の殺虫殺菌剤にはより現実的である。ニーム程度の効能(殺虫殺菌効果)であれば、日本の何処でも在るもの(植物)で十分と思われる。まず手始めに、虫が喰わない葉があるはずだ、その葉を煎じて、それを薄め散布すれぱ、ニーム程度の殺虫殺菌効果はあるはずだ。
★ 月桃は生長が早いし増えやすい、一度植えたら半永久的に生え続ける、しかしこれも熱帯地方で盛ん。沖縄で月桃の葉は餅を包む(他府県で言う、ちまき)為に売られている、むしろ殺虫殺菌に使用することはほとんど無い、しかし、あの独特の匂いが虫や菌に効く、とされてから脚光を浴びたが、農業でそれ(月桃の葉)を利用(殺虫殺菌)して作物を作っている者は聞いたことがない。しかし月桃に虫が付くことは見たことがないし、それ(月桃)に化学農薬を掛けたと言う人間も居ない、、、雑草と同じで、丈が2〜3m以上になり茂り方は、のさばっていると形容したいほど、雑草化する。沖縄では年から年中青々と茂っている。
その繊維は縄も作れるくらい強い、まあ、とにかく匂いは独特である。知人が花栽培で生活しているが、月桃(ゲットウ)の葉は「虫に効果がある」、と言っている、が、しかし彼は化学農薬をしこたま使用して花を育てている。まぁ、ゲットウの葉にしろニームの葉にしろ似たりよったりでしょう。 隣の親父は、月桃がのさばり過ぎるからと根こそぎ伐採した、が芋が残っていたらしく、何時の間にか月桃がのさばって生えている。 うちの月桃もしげり過ぎて毎年切り捨てる、まるで雑草そのものである。つまり、虫が食わないから茂り過ぎるのであろう沖縄では、。虫と菌に強いのが月桃である、沖縄で月桃に虫が付いた、と聞いたことがない。いずれ月桃ゲットウの葉もテストする。うちのニームの木が茂るまで2〜3年要るであろう、それからテストする。

結論として、ニームは宣伝ほど効果はないと思う、理由はニームを好物とする昆虫が居ることから推察、この虫は何処から飛んで来るのか何処で繁殖しているのか。
★ ちなみに写真10m後ろ(上側)はサトウキビ畑
この虫からして、ニームの幹と茎にはすばらしい養分が在ると思われる、、あれっ、矛盾か、。
  いずれ効果や疑問を掲載する。

 下記の写真は2006-11-25日、ニームの木に泊まって居るところを捕まえて瓶に入れた様。
この昆虫は、捕まえる時、指に噛み付いた、子供の指であれば、傷が付くくらい強い力で噛み付いた。しかし、この昆虫がニームの葉を喰ったか確認出来なかった、単にニームの木に泊まっていだけかも??? 但し、あれから、葉つき茎が二本落ちていた、、、犯人は不明。 写真の赤い所が口である、この昆虫名は知らない。その日の温度は20〜26度℃
 結局このニームの木は台風にやられて枯れた、残念。

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